2016年3月6日日曜日

母校の校舎




北高の現在の校舎は1964年(昭和39年)3月31日に本館が完成しました。


以来半世紀もの歳月を経ています。にもかかわらず、校舎は荒廃を感じさせない。細部に目を凝らし、建物内部に目を転じれば、老朽化と痛みが目立つものの、建物外観はむしろ美しいと言っていいほどです。校庭の整備状況の完璧さについては今さら言うまでもありません。

これは、常日頃、先生方と北高生が校内美化に並々ならぬ努力を傾注しているからだと思います。頭が下がります。

このように手入れの行き届いた母校の校舎ですが、2018年には校舎としての役目を終えることになります。
そして、耐震基準を満たさないこの建物はおそらくは解体...。

学校の移転後、即解体にはならないかもしれませんが、人のいなくなった家はたちまち荒れると言います。母校の校舎はあっという間に朽ちてゆくことでしょう。

5年後、立ち入り禁止の柵の向こうに人気のない廃墟と化した北高の校舎を見る...想像するだにぞっとしますね。

母校の懐かしい校舎が学校らしい姿をしている内に、その姿を心に焼き付けておこうと思います。

そして、願わくば!

正門横のポプラ並木だけは、なんとか残してほしい!祈るような気持ちでそう願っています。